2015/02/12
青野の家 新築工事
#Blog
早いもので、上棟からもうすぐ一ケ月が過ぎます。
外回りの工事も着々と進んでおります。
検査機関による中間検査も無事終わりました。
一通り検査が終わった検査員の方から、
「何かヒノキに執着があるのですか?」なんて聞かれました。
私の中でそんなに執着していた訳ではないのですが、
良いものを選んでいったらヒノキばかりでした。
土台、大引、柱、間柱、筋違、母屋、束、広小舞、破風板、野地板、ラス下地・・・・・
完成時には見えなくなってしまう部分ばかりですが・・。
一般的にヒノキは高級木材と認識されてますが、
仕入れ方によっては、意外に手の届く価格だと思います。
扱い易くて耐久性も高い木材なのに、使用している業者はかなり少ない。
理由は簡単で、「見えなくなってしまう部分には1円でも惜しい。」だと思います。
ちなみに現代の家は、薬剤と接着剤で出来ています。
それらを使えば、安くて早くて簡単だから。
薬剤にドブ漬けされた土台、羽材を寄せ集めて接着した柱、梁。業者がマスクをして散布する防蟻材、
木くずを圧縮して樹脂シートで包んだ造作材、べニア板にシートを接着したフローリング・・・。
気密性の高い家に、これらから発散される有毒物質が充満することのない様、
24時間換気を搭載すれば大丈夫って訳です。
薬剤と接着剤が全て悪いという訳ではありません。
一応、国が基準を定めて大丈夫だと言っているのだから。
でもなるべくそれらを使わない方法を考えていけたらと思います。
家にいる事が楽しい、安らぐ、落ち着く。
そんな家創りがしたいです。