2016/02/17
絶滅危惧種
#Blog
車のナンバーで8008ってよく見かけますが、なんだろアレ。
気になって仕方がないのでググってみたら、末広がり的な感じでした。
なら8でいいじゃん。
ちなみに私が身を置く建設業界の大工さんという職種は末広がりではなく、
かなり尻すぼみ。
調査によると、1980年代に80万人いた人口が、2015年に40万人。
東京オリンピックの開催される2020年には20万人以下に減るそうです。
うん、超絶不人気。
3Kです(きつい、汚い、危険)。
汚いは、ちと語弊があるかもしれませんが、粉塵の舞う建設現場で仕事をすると、
鼻毛の伸びる速度が尋常ではないです。
22世紀くらいになると、「昔はな~大工さんって人たちが居てな、一生懸命家を建てていたんだよ~」
なんて言われかねませんね。
2020年の新設住宅着工件数の予測が76万戸、
リフォーム産業が6兆円くらいなので、
我々は新築住宅を平均4件弱と、その合間にリフォーム工事を10数件こなす感じですか?
うん、無理。
もうそうなると、新築住宅は工場で作った箱を組むだけの時代がきてしまいますね。
大工さん要らないから、何件でも建てれちゃう。
プレハブ系のメーカーはウハウハですね。
家は建てる時代から、カタログで選ぶ時代へ・・・
とはならないと思います。
正直な所、車と違って家は人それぞれ趣味、志向、使い方が違います。
人生の大半を家族と過ごす場所なんです。
型に押し込むことは出来ない。
物じゃない。
新しく家を建てたいと思う人は、まず最初にS〇Sマイホームセンターにいって、
色々な思いを馳せます。
そこから色々な情報収集をして、色々勉強をして、
最後に自分たちだけのマイホームを建てます。
大手が軒を連ねるマイホームセンター・・・
あんなにお金を使って、色々な物をばら撒き、多くの人に利用して頂いているのに、
国内シェア率2割以下。
残りの8割は中小ビルダー、工務店、大工なんです。
注文住宅の規格化は無理があるよ。
新設住宅着工件数が減少している現在、
大手は苦戦を強いられているらしいですね。
大手だから安心ってのはもうこの業界では通用しません。
富〇ハウスの問題があってから、住宅瑕疵担保保険の義務化によって、
欠陥住宅で泣き寝入りする事はなくなりました。
完成保証保険に加入していれば、倒産してもひとまず大丈夫。
みんな同じ土俵ですから。
あとは選ばれる努力をするのみ。
さて明日からも頑張ろっと。